AD&Dシリーズのファミコンは全部で4作品でているが、第1作目の「ヒーローオブランス」の続編にもかかわらず、
最後の4作目となっている。
前作「ヒーローオブランス」とキャラクターも同じでゲームシステムとしては、ほぼ同じ。
そういう意味では「ヒーローオブランス」をプレイした人にとっては非常にとっつきやすいと思う。
筆者の主観になるが操作性も改善され、前作の問題でもあったマップの方角システムもなくなり、かなり遊びやすい。
前作に引き続きどこでもセーブが可能な仕様となっており、少しづつ進めることもできる。
当攻略ページの地図を使えばどこに向かえばよいかもわかるのでガンガン進むこともできる(1時間弱でクリアも可能)。
「ヒーローオブランス」同様、当ホームページでは徹底攻略までは行っていないが、クリアのためのエッセンスは盛り込んであると思うので、
これからプレイしてみたいという奇特な方の参考になればと思う。
概要
このゲームは「ヒーローオブランス」での冒険後のストーリーである。
ゲームの目的としては、今度は8人の仲間たちと共に「パックス・タルカスの城砦」へ忍び込み、
「魔剣ワームスレイヤー」を取り戻し、囚われた奴隷たちを解放することである。
ゲームは4面構成となっており、最初の2面はRPGによくあるフィールドマップ上を冒険する形となっている。
フィールド上に敵がうろついているので接触すると横スクロール画面での戦闘が開始される。
後半の2面は前作同様の横スクロール面となっている。戦闘なども含めすべて前作同様。
ただ、先にも書いた通り操作性はかなり良くなっていると思うので、プレイする上でそこまでストレスを感じる事はないと思う。
クリアまでの流れ 説明書にはクリアするために「魔剣ワームスレイヤー」は必須アイテムとあるが、筆者の調査によるとなくてもクリアできた(真のエンディングではない?)。
このゲームには「ヒーローオブランス」同様、レベルという概念がないため、とにかく目的地に向かって最短で進めばよい。
一応、所定のキャラがいるところまで行けば、1面では「ヒーリングポーション」、
2面では鍛冶屋の「テロス」から「アーマー」がもらえる。
色々なアイテムを取ることができるがクリアするだけなら無理して行く必要は全くない。
ぶっちゃけた話、僧侶の魔法(ゴールドムーン)で回復しながら進めば、攻撃魔法もアイテムも全くいらない。
魔法自体もかなりの回数使用可能(説明書では100チャージ)。とはいえ、前作の「ヒーローオブランス」の半分になっている。
説明書によるとキュア・ライト・ウーンズは消費(小)となっているがおそらく1だろう(未確認)。
とにかくマップを参考に目的地を目指そう。
各キャラの特徴 このゲームは前作同様、8人のキャラクターを選択しながら進むことができる。
キャラの特徴も前作とほぼ同様。
主要キャラクターについて簡単に述べる。
「ゴールドムーン」 今回は回復役。前線の四人に立たせて僧侶の魔法で回復しよう。
「フリント」 戦闘員1。背が低くボザク・ドラコニアンの魔法攻撃が当たらないのは、前作同様。
「タッスルホッフ」 罠を検知して外してくれる。地図を見ないでプレイしたい人は必要か?普段は無能。
「リヴァーウインド」 戦闘員2。気持ちの問題かもしれないが、今回なんとなく使いやすかった。気のせい?
「レイストリン」 基本戦闘させることはないが敵を眠らせるスリープは結構有効。
「スターム」 他のキャラはちゃんと調べていないが、少なくともこのキャラはワームスレイヤーを装備することができる。
敵との戦闘 歩いている敵と飛行タイプ(ワスプ除く)の敵では対処方法が違う。
歩いている敵に対しては「ヒット&アウェー」が有効。攻撃したら少し離れてまた攻撃、というのを繰り返す。
「スタージ」や「グリフォン」は一定距離になると高い位置から降りてくる。降りてきたところを一気に攻撃しまくろう。
「スタージ」は比較的簡単にノーダメージで倒せるが、「グリフォン」はノーダメージの間合いをつかむのが少々難しい。
ノーダメージにこだわらず一気に畳みかけて倒してしまった方がいいだろう。
「ジャイアント・ワスプ」 1面で登場。2面も出たかな?。ヒット&アウェー。
「ゴブリン」ヒット&アウェー。
「ボザク・ドラコニアン」攻撃魔法を使ってくる。今回はなぜか赤色。近づくと後ずさるため、うまくタイミングを狙おう。 「カバック・ドラコニアン」 緑色。ヒット&アウェー。
「ダイア―・ウルフ」 ヒット&アウェー。
「トロール」 ヒット&アウェー。
「スタージ」 降りてきたところを剣で一気にやっつけよう。
「グリフォン」 降りてきたところを剣で一気にやっつけよう。
「ゾンビ―」 ヒット&アウェー。
「レイス」 ヒット&アウェー。
「トード」 中ボスと呼ぶには少々弱すぎるが、強制戦闘。飛び道具を使ってくるので、剣で一気にやっつけよう。
「エンバー」 中ボスのドラゴン。ある攻撃が弱点で3発で倒せる。弱い。
ラスボス(ヴェルミナァルド)との戦闘 検証の結果、必ずしも「魔剣ワームスレイヤー」でなければ倒せないわけではないようだ。
ダメージ与えると瞬時にテレポートして別の場所に移動する(といっても前か後かしかないが)。
なんとなく、ダメージを与えているというより逃げられているような印象を受けるが、ちゃんと攻撃は当たっているようなので安心してほしい。
ボス自体は魔法で遠距離攻撃してくるが、筆者としては物量作戦でとにかく攻撃をして、HPが少なくなったら回復魔法、という方法が一番簡単かと思う。
おそらくマルチエンディングでないと思うが、説明書にある「魔剣ワームスレイヤー」が『ゲームの使命を果たすためには必須』という部分が気になる。
未検証部分 説明書によると4面ラストダンジョンの「パックス・タルカス」に「マータ・フルール」というドラゴンがいるらしい。
今回攻略ページを作成するにあたりマッピングを行ったが、このドラゴンを見つけることはできなかった。
あまり探索に時間を割いていないので、もう少し調査をすればわかるのかもしれないが、調査はまたの機会としたい。
背が低いフリントなら真っ直ぐの魔法攻撃ならば当たらないのは前作と同じ。
管理人:のぶすま ゆーいち