ジッピーレース
アイレム 1985年 ファミリーコンピュータ



かのアイレムがファミコンで一番最初に出した名作レースゲーム。
筆者は詳しくは知らないがSG-1000で同名のゲームをSEGAがだしていたとかなんとか。
さらにアーケードでもあったようですな。
それはともかくこのファミコン版。
ファミコン初期にしては大変遊べるものだと筆者は思う。
内容は至ってシンプルで、邪魔をする車をよけて抜き去りながら、ゴールを目指す。
そして燃料がなくなるとゲームオーバーになる。
1周が5面構成でロサンゼルスを出発し、ラスベガス、シカゴ、セントルイス、5面の最後ニューヨークでゴール。
その間、敵の車を抜くごとに順位が上がっていく。
また、道の途中には燃料が落ちていて、これを拾ってうまく燃料を保持しながら進めるわけである。
この燃料の位置は必ず覚えて置くようにする。
そうでなければ、排気量が上がってきたときにクリアできなくなる。
面をクリアするとその順位ごとにポイントが加算され、そのポイントは燃料回復に直結している。
すなわち、順位が良ければ良いほど燃料が回復し、ゲームが続けれらるのだ。
うまいヤツほどゲームが長く続けられるわけだ。
さてさて、まずここにこのゲームの詳しい解説をば。加えてちょっとしたコツを。


250cc
 最初は250ccからスタート。バイクの色は赤。これがクリアできないと話になりません。
 最高時速180km。
 特に敵を抜くのに苦労しません。
 ゆっくりと敵との距離を縮めて的確なタイミングで抜き去りましょう。
 ちなみに敵の車の16位〜90位は120kmで走っています。
 で、1位〜15位は基本的に180kmで走行しているので、250ccのバイクでは抜き去ることはできません。
 但し、カーブの所で敵が引っ掛かった場合、敵はそのままずり落ちてくるので、抜くことができます。
 250ccでは1位になるのは難しいっていうか無理です。


500cc
 バイクの色は青というよりは青紫の薄いヤツ。500ccの字に示した色。
 最高時速は240km。
 慣れないうちは戸惑います。
 しかし、これぐらいのスピードなら最高速度でも減速なしに車を抜き去ることができます。
 500ccでは一位を獲る事は可能ですので、できるだけクラッシュせずに順位を上げていきましょう。
 ペース的には 一面クリア時、60位前半 二面クリア時、50位ぐらい  三面クリア時、30位前半 四面クリア時、10位から20位
これぐらいで大体一位は獲れます。
500ccや750ccではクラッシュしまくっても巻き返しは十分可能です。


750cc
 バイクの色は肌色みたいなヤツです。
 最高時速300km。
 ここらへんからかなり速く感じられます。
 慣れないうちは最高時速で走行しているとすぐにクラッシュしてしまうでしょう。
 特にオフロード面は気を付けなければいけません。
 コツとしてはブレーキは使わずにアクセル捌きで敵を抜きます。
 敵を抜く手前で一度ボタンを離し、少し減速してから再び加速してそのときに抜き去ると比較的簡単に進むことができるかと・・・。
 減速、加速のタイミングは感覚でつかむしかないでしょう。
 後、750ccくらいから場合によってはオフロードの面が簡単になります。
 というのは、オフロードで端っこ(右でも左でも特に差はない)を最高速度で走行している際、敵の出現位置が真前でなければ、かわす必要もなく抜くことができます。
 どういうことかというと、幅寄せされる前に抜けてしまうという事。
 運がよければ、これによってガンガン順位を上げることができます。
 これは750ccに限ったことではなく、1000ccや1200ccでもいえます。
 調子に乗って飛ばしていると、追突しちゃうこともありますが(汗)


1000cc
バイクの色はかなり薄い青というか水色というか。
どうか察してやってください。
最高時速は360km。
ここからがジッピーレースの本番です。
これをやらなきゃジッピーは語れないっすよ。
このステージから異常に燃料の減りが早くなります。
っていいいますか、排気量が上がるごとに燃料の減りは早くなっているんですが、ここにくるとそれが顕著なのです。
正直申しまして3、4回クラッシュするだけでクリアは絶望的になります。
道の途中に落ちている燃料を取れなかったりしたらなおさら。
とにかく一番気を付けなければいけないのはクラッシュしないこと(当たり前ですが)。
衝突しそうだと思ったらむやみに突っ込まず、減速したほうが賢明です。
そして、最高時速で走ることは危険です。
まず間違いなくクラッシュします。
安全地帯(下記参照)以外では最高時速で走ってはいけません。
アクセルさばきが重要です。


1200cc
バイクの色は黄色といいますか…まあ、1200ccって書いてあるところの色に似た色です。
なんと最高時速は420km!!
ついに我々はこのようなキ○ガイバイクを運転しなければいけなくなりました。
今の逆輸入車でもあるかい!こんなに出るバイク。のぞみより速いやんけー。
ドラッグレースやないんやから・・・。
事故ったら確実に死にます。現実であれば・・・。

とにかくこれが最後であります。
この後は1200ccがループします。
地獄です。
ポイントとしては1000ccと同じです。
燃料の減りも大体同じなので、1000ccでやったことをもう一度繰り返す感じです。
但し、1000ccより速いですけどね・・・。
普通に走ってたらとても420kmで走るところなんてありません。
とにかく、頑張ってください。(←無責任)

と、全くアドバイスになっていない事を書き連ねてみました。
最後にこれぞアドバイスってヤツをお見せいたします。
途中で触れていた安全地帯についてです。
筆者はこれを使用するのは別に問題ないと思います。
セコいとは思いません。
なぜなら、安全地帯に入るのが難しいから(特に公道の方)。
というわけで、安全地帯を使う使わないはここをご覧の皆さんにお任せいたします。

公道での安全地帯。
序盤のみ。
ポイントとしては白線一歩外側といったところ。
但し、ここはかなりシビアなので、慣れないうちはやらない方がいい。
しかし、これをモノにできれば1200cc達成も夢ではない。

3D面での安全地帯。
図のように右側のみ。
なぜか左側ではできない。
ポイントはライダーの右足と道路路肩の境界線がかぶるぐらい。
ちなみにもう少し奥(外側)にいけるので、クラッシュまでに余裕がある分、公道に比べて楽。
全力で駆け抜けてください。







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管理人:のぶすま ゆーいち 



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