コロンブス〜黄金の夜明け〜
TOMY 1992年 ファミリーコンピュータ


このゲームには開始早々、「ノーマルモード」と「ヒストリーモード」の選択を迫られる。
いったいなにがちがうのか?
そんな疑問にお答えしようと思う。


難易度であえて言うならば、「ノーマルモード」が簡単で、「ヒストリーモード」のほうが難しい

といっても、この二つほとんど差がない。





1.まず、日付があるかないか?


これは二つをやり比べればすぐにわかると思う。

ノーマルモードでは日付がなくヒストリーモードでは1465年の12月から旅が始まる。

日付があることで、ヒストリーモードには制限時間がつくのだ。

まだ未確認なので確証はないが、おそらく歴史どおりに1492年までにクリアできなければならないのだろう。

意欲に(1492)燃えるコロンブス。

しかし、お気にめさるな。

年月は約30年。そしてこのゲームは「256歩」歩くと月が一つ変わる。

筆者がクリアした結果、30年もかからず、10年足らずでクリアは可能なのだ。

だから日付は気持ち程度に考えればよい。

もしくはどれだけ早く解けるかこのホームページで競い合ってもいいくらいだ。

但しここで一つだけ注意が必要だ。

時間制限による制約がもう一つだけあるのだ。

それはゲーム開始すぐのイベント「サンタマリア号」乗船イベントである。

「ノーマルモード」では何時間かかってでも、LVを2にすれば下船できるが「ヒストリーモード」では時間制限がある。

1466年の6月までにクリアしなければならないのだ。

であるから、スタートから速攻で投げ剣をゲットし、船に乗り込むようにしたい。





2.「ドラグーン」がでない。

ドラグーンとはボスの名前である。

黒海の入り口に住みつき、黒海への侵入者を阻む。

このゲーム中で最も強い敵だが、後半になると簡単に勝ててしまう。

で、こいつだけボスキャラのなかでも特別で、倒しても何度でも出で来るのだ。

「ノーマル」ではこいつが出るが、「ヒストリー」ではこいつが出ない。

えっ!?じゃあ「ヒストリー」のほうが簡単ちゃうんか?と思うかもしれないがそうではないのだ。

ボスキャラはすべからく、主人公に名声を与えてくれる。

悪者を倒せば、民衆から支持が得られるわけだ。

で、普通のボスは名声が3もらえるが、ドラグーンにおいては8もらえる。

しかも何回もでてくるから、名声上昇し放題!

簡単に99にすることもできる。

そして、名声は国王に船を融通してもらうのに大変重要なパラメーターであるから、「ヒストリーモード」では名声の荒稼ぎはできないわけなのだ。

だから、「ノーマルモード」に比べて若干苦労が必要ということだ。





とまあ、比較といってもこれだけしかないので、正直なところこんな二つのモードを作る必要性は全くといっていいほど感じられない。
せめてもの救いは「帆船モード」だろうか、
めちゃくちゃ面白いわけでもないが、普通の「ストーリーモード」とは違うのはわかる。
とにかく結論は「たいした違いはない」ということだ。




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